焼き芋って、秋から冬にかけてのものでは?
皆さま思われるかもしれません。
しかし最近はさつまいもも貯蔵技術が進歩して、年間を通して焼き芋を楽しめるようになっています。
キーワードは【熟成】
秋に収穫されたさつまいもは貯蔵庫に収納され、高温多湿の状態でさつまいもの傷を自己修復させるキュアリングと呼ばれる工程を経て出荷されます。(この工程を経ないものもあります)
キュアリングとは
収穫後、土がついたままのサツマイモを35℃、湿度95%以上の環境に約50時間置くことで、 皮下組織にコルおもにサツマイモで利用される大量貯蔵法の一種。
サツマイモは収穫時の傷口から貯蔵中に腐敗しやすい。
しかし、掘り取ったサツマイモを適当な温度・湿度に置くと、傷口の表皮下にコルク層ができて自然治癒する。これをキュアリングとよぶ。
この性質を利用して、貯蔵初期にコルク層形成を早めるために収納庫内の温度を30~33℃、湿度90~95%の条件にして3~4日置く。
その後、速やかに放熱して、以後、13~14℃の適温に調節して貯蔵する。
この方法をキュアリング貯蔵法とよび、現在そのための貯蔵施設がつくられて、普及、実用化されている。
キュアリングによって、いものデンプンの一部は分解してデキストリンとショ糖になり、タンパク質の加水分解も進む。
このためキュアリングしたいもは粘質となり甘味を増し、外皮が滑らかになる。
なお、サツマイモは貯蔵温度が15℃以上に保たれると萌芽(ほうが)して貯蔵養分が減少するし、9℃以下では腐りやすい。
https://kotobank.jp/
難しく書いてありますが、一言でいうと、さつまいもを寝かせて熟成させているわけです。
この熟成が長いほど甘味成分が増えていき、より美味しい焼き芋になっいきます。
秋に収穫し、翌年の春までじっくりと熟成を重ねたさつまいもは芋のデンプンが分解されて、甘みを作り出す麦芽糖に変わってゆきます。
同じ時期に掘り出した同じ品種のさつまいもでも、より長く熟成させたほうがおいしい焼き芋になります。
当店の焼き芋ももれなくこの【熟成】を重ねた選ばれたお芋を使っています。
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